日本慢性看護学会では、2019年度から「慢性看護学の知の発展推進事業」に取り組んでまいりました。当該事業の趣旨は、「慢性看護学の知の一層の発展に向けて、発展の必要な方向性を検討し、それに適切な体制を整備(継続的な研究助成の体制整備、慢性看護実践に携わる看護師・認定看護師・専門看護師の活動を支援する体制整備等)することを通して、本学会のすべての学会員が協働して慢性看護の更なる知の発展を推進する基盤を構築する」ことです。
また、そのための具体的な取り組みは、1)継続的な研究助成の体制整備、2)慢性看護実践に携わる看護師・認定看護師・専門看護師の活動を支援する体制整備:慢性看護学における事例研究推進プロジェクト、および3)学会ホームページにおける「慢性看護実践に携わる看護師・認定看護師・専門看護師」を紹介するページの作成による、活動内容のアピールと共有等が企画され、継続実施されました。
本報告書は、上記の内容を第Ⅰ部から第Ⅲ部にて構成し、取り組み経過・実績、及びその活動から得られた成果及び課題等を報告するものです。